特別養護老人ホームは、介護保険施設のひとつです。特養は老人福祉法に基づく呼称で、介護保険法では介護老人福祉施設とも呼ばれています。主に社会福祉法人や地方自治体が開設します。常に介護が必要で、家での介護が困難な人が対象で、食事、排せつ、入浴など日常生活の介助や、機能訓練、健康管理などのサービスが受けられます。現在は原則として要介護度3~5の人が利用できます。
超高齢化社会を迎えた今日、地域では慢性的な入居待機者が多数存在します。このような現状のなか、行政の老人福祉計画に賛同し、医療と福祉のトータルケアシステムの実現を具体化する為、特別養護老人ホームむさし村山苑を開設しました。当施設はユニット型個室・従来型多床室で構成されています。
ユニットケアとは、入居者の個性を尊重する為、10人のグループに分け、それぞれを1つのユニット(生活単位)とし、ユニットごとに食事や入浴、施設内行事などの日常生活を送り、少人数の家庭的な雰囲気のなかで生活を共にしながら個別に介護することを目的としています。
今後、特養を運営する社会福祉法人として、地域との連携を深め、公共性の高い施設として民主的な運営を目指さなければなりません。
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